意味と搾取(改訂版)第五章 非知覚過程―資本と市場
本章のPDF版はこちら 意味と搾取 序章 (PDF) 意味と搾取 第一章 拡張される搾取 (PDF) 意味と搾取 第二章 監視と制御:行動と意識をめぐる計算合理性とそこからの逸脱 (PDF) 意味と搾取 第三章 コンピュータをめぐる同一化と恋着 (PDF) 意味と搾取 第四章 使用価値の再定義―意味使用価値とパラマーケット (PDF) 意味と搾取 第五章 非知覚過程―資本と市場 (PDF) Table of Contents 1. 資本主義における自己同一性 たとえば、携帯の交通系アプリで自動改札を通過するとき、私が改札を通過できるのは、私の生身の存在そのものによるわけではなく、携帯のアプリと改札のマシンとの間のデータ通信による支払い確認システムによるものだ。これは、一昔前の有人の改札で駅員が入場の承認を与えるのが私ではなく私が所持している切符によるのと似ている。いずれの場合でも私という存在それ自体が承認の必須の条件になってはいない。一般に私のことを知らない第三者が、私が正真正銘の私であることを確認するには、何か私以外の別の確認手段が必要になる。関所の通行手形であれ人相書きであれ、人類 […]